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富士フィルムが開発したエボラ出血熱に有効性のあるインフル薬「アビガン」
世界保健機関(WHO)が12月23日に、
西アフリカを中心に拡大したエボラ出血熱の予防するワクチンがカナダで開発されたと発表しました。
これは吉報。
効果も「極めて効果的」とされています。
それもそのはず。
このワクチンはカナダの公衆衛生機関が開発に着手、製薬会社大手の「メルク」が引き継ぎ開発、
ギニアで昨年行われた治験では投与された約6000人に感染者が出ませんでした。
また投与されなかった対照集団では23人が感染。
このまま順調に審査がされたなら、2018年にも投与が可能になるとのこと。
審査完了が待ち遠しいです。
「エボラ出血熱」とは
エボラ出血熱、またはエボラウイルス病。
フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症で、
「ラッサ熱」「マールブルグ病」「クリミア・コンゴ出血熱」と並ぶ、ウイルス性出血熱の一つ。
ヒトにも感染し、5~8割という死亡率を持つ種類もあり、
救命できたとしても重篤な後遺症を残すことがあります。
人類が発見したウイルスの内で最も危険なウイルスの1つと言われています。
また「エボラ」の名は、発病者が初めて出た地域に流れていたエボラ川から命名されました。